赤ちゃんの頃に比べると、随分といろいろなことができるようになってくる1歳半。
得意なこと苦手な事、できることできないこと、その差は本当に様々で、個人差が大きいので、

と普段は思っていても、いざ検診で成長発達をプロにチェックされるとなると、やや緊張する…なんてことありませんか?
保育士としていろいろな子を見てきた私ですらそうでした。
その緊張や不安はどこから生まれるのか?と考えたら、


と漠然とした不安があるからですよね。
我が家の娘は、1歳半検診を前にできないことがたくさんありました。
イラストを見せて指差しや、積み木を何個積めるか
今回はコロナ渦の2021年1月に実際に娘が1歳半検診を受けた私が、その全貌や、実際に行った検診対策や練習方法などについてお話します。
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1歳半検診内容!指差しはイラストで練習必須?積み木大きさや何個できないといけない?
1歳半検診の必要性
『1歳半健診(検診)』緊張しますよね。
未就園児時期の子供には、検診が3回あります。
健診(検診)は4ヶ月、1歳6ヶ月、3歳の3回。
4ヶ月の時は、主に体の成長をチェックされるだけでしたが、1歳半検診では、体の成長の他に、精神的・知能的な成長も丁寧に確認します。
精神発達、言葉の発達、身体の発達、個人差が出てくるのはこの頃からですよね。
同じ月齢の子供でも、既に言葉がよく出ていたり、また走り回っている子がいる一方、言葉が全く出ていなかったり、全然歩かないと悩んでいるお母さんもたくさんいます。
また検診にひっかかるとどうなるの?うちの子発達に遅れがあるの?と胸騒ぎを感じるお母さんは多いはず。
1歳半検診の所要時間は2時間程度ですが、様々な項目のチェックすることで、1歳半時点の成長の目安を確認することが出来ます。
親としては緊張しますし、嫌な時間でもありますが、十分に準備することも出来るのです。
1歳半検診について聞いてみました。
※聞いた内容を私なりにまとめたやつなので100%正確ではない可能性があります。参考程度にとどめておいてください pic.twitter.com/UrWDp2qe71— えたきち@シュワママ (@etakiti_ikuzi) November 11, 2018
指差し練習は必須!?
地区によって異なると思いますが、私の地区では検診の約3週間前に1歳半検診のお知らせが届きました。
場所や時間のお知らせの他に、
✅食事でどんなものをどれくらい食べているか
✅生活リズム
✅生後何か月でつかまり立ちができたか
✅一人歩きができたか
✅私(母)の精神状態などに関するアンケート
✅コロナ渦ならではの健康チェックとして発熱がないか
✅濃厚接触者ではないか
✅咳はでていないか
などのアンケート、そして6個のイラストが描かれた紙が同封されていました。
このイラスト、白黒です。
やや昭和を感じさせるイラスト。
1歳半検診の思い出#漫画が読めるハッシュタグ #育児漫画 #エッセイ漫画
もう7年も前のことだから、流石にイラスト変わってるっぽい。
写真みたいな写実的なものにするか、思いっきりマンガっぽいものにするかどっちかにしてくれ! pic.twitter.com/HBqgon1qJ2
— オチョのうつつ♡Kindle出てるよ〜 (@ochonoutsutsu) January 21, 2021
初めて見た娘はあまり興味がない様子。遊びの中で、なんとか興味を引いて、練習しなくては!と感じた瞬間でした。
イラストはコップ、くつ、サッカーボール、おにぎり、犬、車。
検診時は「コップどれかな?」と問いかけ、子どもが指差すというもの。コップはごくごく、車はぶーぶー、犬はわんわんなど、少し違う言葉でも良いと説明書きがありました。
ここちゃんも1歳半健診で宇宙語すら出てなかったです😂まじで一言もうん、とも、すん、とも言わなかったですwwwww言語以外のテストがあるんですけど積み木が6個?以上積み上げられるかと、このイラストで猫どれ〜?って聞いたら指差し出来ればOKでした★ pic.twitter.com/Jon7R1YarS
— まりな (@marinajinkuru) May 17, 2020
しかし、我が家ではコップをコップと呼んでいなかった。
コップは「お茶のむ?」などの表現で、コップという単語は家庭内であまり登場していなかったため、その日からわざとらしく


など、声かけの仕方を変えました。
また、サッカーボールなんて我が家にはない!
これはパパが趣味か、お兄さんがいる子しか馴染みがないのでは!?と心の中でつっこみながら、

とひたすら教えました。
また、おにぎりは小さいものしか与えていなかったため、三角のおにぎりにのりがついたバージョンは娘は見たことがありませんでした。
ちょうどその時気に入っていた『おべんとうバス』の絵本の中に、
似た形のおにぎりが出てくるので、その絵本を読む頻度をあげました。
靴も靴を履かせる時に

とわざとらしくゆっくりはっきり声かけ。
車と犬は元々インプットされていて、教える前から「ぶーぶー」「わんわん」などと言っていましたが、自分で言葉を言うだけで、こちらが「わんわんどれ?」と言っても指ささない。
でも犬のイラストを指さすと「わんわん」と言うので、まあ言葉とイラストはリンクしているからいいか。とひとまず放置。
こんな感じで日々の生活を送ると共に、1、2日に1回程度送られてきた用紙で、実際の検診スタイルで「わんわんどれ?」「ぶーぶーどれ?」などをのんびり2週間ほど続けました。
徐々に、「どれ?」と言っても指ささず、娘が指差したものの名前を親が答えるという遊びに変化していきましたが、指差しを楽しんでいる様子。
ある日「わんわんどれ?」というと、ふいに犬のイラストを指差しました。
最初は偶然かと思いましたが、何度やっても「わんわん」で犬を指差すことができ、

とめちゃくちゃ褒めました。
とっても嬉しそうで、私だけでなく、父や祖母、祖父にもその用紙を持っていき、質問しろとせがみます。
娘の中でやっと、聞かれたものを指差すというルールが腑に落ちた瞬間だったのだと思います。
その後はあれよあれよという間に他の単語も言われたら指さすことができるように。
娘が指差した単語を親が答える遊びも、言葉を娘の中にインプットする時間だったのかもしれませんね。
積み木練習した方が良い?
積み木は1歳半検診でチェックされると聞いていたので、1歳の誕生日プレゼントには積み木を選択しました。
我が家で購入したのはボーネルンドの積み木S。
もっと成長したら買い足した方がいろいろなものが作れて良いと思いますが、しばらくはSで十分。
大きいもの、小さいもの、四角、三角、円柱などいろいろな形が入っています。
私の時はコロナ渦のため積み木チェックがなく、実際どのような大きさの積み木かはわからないのですが、一番小さい立方体が積めれば十分かな。と思い購入しました。
こちらは練習というほどのことはなく、出しておいたら一人で5個くらいは積めるようになりました。
しいて言うなら、一つ積めたごとに『できたー!』とこちらを見るので、大げさに一緒に喜んだこと。
あと、この年齢だと周りのお友達の遊びを見て模倣したりするので、横で子供には話しかけずに親が積み木を積む姿を見せたりしました。
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1歳半検診検査当日
いざ検診当日!
検診時は待ち時間も発生するだろうと思い、シールブック、小さな絵本、小さなおもちゃを持参しました。
これが大当たり。
それぞれが好きなものなんでも良いと思いますが、何か興味が引けるもの、好きなものがあると良いと思います。
入口では母子共に検温をし、アルコール消毒、健康チェック表を渡し、受付完了。密にならないよう、30分ごとに時間を区切ってお知らせしてあるようで、全く待たずに受付をすることができました。
付き添いは1名のみです。
歯科検診の部屋、身体測定の部屋、面談の部屋があり、それぞれの部屋の前の廊下に椅子が2脚セットで置かれ、1.5mほど離れてまた2脚というセッティングがされていました。
母子は端の椅子に座り、一組進むごとに、隣の椅子に移動していきます。
この椅子は消毒などはしていなかったので、アルコールシートを持参し、椅子を移動する度に自主的に手を拭きました。
室内はどの部屋も換気がされていて、一人終わるごとに2、3人がかりで触れた箇所は徹底的に消毒していました。
また、身体測定は洋服を脱がないまま行われ、なるべく部屋にいる時間が少なくなるようにとのことで、非常にスピーディーに終了。
面談は広い部屋に保健師さんと向かい合って座ります。
保健師さんはマスクとフェイスシールド。対面の距離は1.5mほどあり、隣の席とは2mほど離れてセッティングされていました。
歯科検診、身体測定はほぼ待たずに終了したのですが、面談の部屋に入るのは20分ほど待ちました。
加えて、歯科検診や身体測定など、嫌なことをされぐずぐずの娘。
ここで、手遊びをしたり、持参したシールブックやおもちゃ、絵本が役に立ち、ご機嫌で面談会場へと入っていくことができました。
コロナ渦の1歳半検診面談
ざざっと事前に書いてきたアンケート内容を読み、「言葉もたくさんでてますね」「ごはんもたくさん食べられてますね」「何か気になることありますか?」などの会話がありました。
区の1歳半検診の問診票用が来た
ここにツイッターって書いていいんだね? pic.twitter.com/uKIe3isIth
— まりつん🍄ワンオペ育児を極める覚悟 (@manmaru441) January 29, 2019
私からは、

→まあそんな時期ですよね~

→嫌がってでも磨いていいですよ~
などの質問をしました。
何を聞いても大丈夫大丈夫~な雰囲気で、子育てはほんとに個人差だ。小さいこと気にするな。と改めて実感しました。
いよいよ指差し!と思ったら、「指差しできますか?」「はい」「OKでーす」で終了。
え?披露しないの??
「コロナ渦なので、口頭チェックなんですよ~おうちでできてれば大丈夫です。」
ええええええ~~~
私の苦労…いやいや気を取り直して積み木積み…
「はい。では今日はこれで終了です」
え?積み木は?
「コロナ渦で、消毒が十分にできない恐れがあるので、今年はなしなんです」
ええええええええ~~~ということであっけなく終了。
まあ、披露しなかったとしても娘の成長の一助にはなっただろうと自分を納得させて会場を去りました。
滞在時間は1時間ほどでした。
まとめ
コロナ渦で、普段とは何もかも違う1歳半検診でしたが、消毒、換気などが徹底されていて、安心して参加することができました。
コロナで他の親子と接する機会が極端に少ない中で、うちの子の成長大丈夫?と不安になってしまうこともあるかもしれません。
でも、検診内容が十分にできなくても大丈夫。その子なりに日々着実に成長していますし、子どもの成長は本当に個人差が大きいものです。
もし検診の時にできなくても、少し様子を見て、気になったらまた小児科で診てもらうこともできます。
3歳児検診もあります。
希望すればさらに検査してもらったり、成長発達について相談できる窓口も紹介してもらえるでしょう。
子育ては一人でするものではありません。
たくさんの助けがあります。不安はその都度どんどん解消して、ぜひぜひ今しかないその子なりの成長に目を向け、どーんと構えて、子どもの成長を楽しんでくださいね。
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