子どものおやつ、どんなものを食べさせてあげればよいのか、迷ってしまうことってありませんか?
大人にとって、『おやつ』というと、甘いもの、お菓子、リフレッシュのため…というイメージがありますよね。
でも、子どもにとってのおやつはちょっと意味合いが違うのです。
子どもは、大人に比べて胃袋がまだ小さく、一日に必要なカロリーや栄養を3度の食事だけでは摂取することができません。
そのため、子どもにとってのおやつは補食なのです。
読んで字のごとく、食を補うためのおやつ。
ではどんなものをあげたら良いのでしょう?
今日は元保育士である私が、保育園で人気のおやつや、おにぎり持参について、食欲が落ちる夏にも嬉しい簡単レシピなどをご紹介していきます。
スポンサーリンク
保育園おやつ人気メニューは?
保育園のおやつ人気メニュー
保育園でよく出るおやつは、おにぎり、うどん、やきそば、蒸しパン、スコーン、パン、焼きいもなど。
大人のおやつとは少し違い、軽食のようなメニューです。
その中でも人気の高かったメニューを見ていきましょう。
人気第三位おにぎり
おにぎりは具のレパートリーも多く、いろいろな味が楽しめますよね。
私の園では食育の一環として畑で様々な野菜を栽培していたので、午前中の活動で大根を抜いて、みんなで洗って、その葉を刻んで、おかか、ごま、じゃこ、しょうゆと一緒に炒めておにぎりに入れることもありました。
野菜嫌いな子も自分で育てたものだからか、おにぎりだからか、残さずよく食べていましたよ。
また、3歳くらいになったら、ラップにごはんと具を少しのせてあげて、自分で握ったおにぎりをおやつとして食べるという活動もよくやっていました。
天気の良い日には、握ったおにぎりを持っていって、外で食べることも。おやつからいろいろな活動が広がっていきますよね。
人気第二位やきそば
大人もみんな大好きな焼きそば。
子ども用には少し薄味にしてあげましょう。
野菜もお肉も入っていますが、その全てを包み込んでくれるソース味で、みんなぱくぱく食べていました。
人気第一位うどん
第二位の焼きそばに続き、麺類がランクイン。
子どもって本当に麺類が好きですよね。
わかめうどんや、天かすをちりばめたたぬきうどん、卵を入れて月見うどん、具次第でどんどんメニューが広がりますね。
子どもの月見うどんは、保育園では生卵ではなくゆで卵を入れていました。
さらに麩も人気の具でした。
お花や手毬、星型、ハートなど、かわいい麩がたくさん発売されているんですよね。
お花の麩は男の子にはそんなにウケないかと思いきや、「お花だ~」とみんな喜んでいて、保育士一同ほっこりしていました。
おうちだったら、好きなキャラクターのかまぼこなども喜びそうですね。
スポンサーリンク
おにぎり持参のなぜと夏の簡単レシピ
おやつに一工夫
おやつはパン、蒸しパン、スコーンなど練ったり混ぜたりするメニューが豊富です。
これは、苦手な野菜を摂取しやすいチャンスともいえます。
ほうれん草やにんじん、かぼちゃなど、食事では食べてくれない食材もなんでもフードプロセッサーで粉砕して、生地に混ぜ込んでみましょう。
今日はかぼちゃの黄色い蒸しパン、今日はほうれん草で緑のパン!
楽しさも増して、栄養も摂取できて一石二鳥です。
また、飲み物にはぜひ牛乳を。カルシウムをしっかり摂取できます。
2歳くらいになったら、蒸しパンの紙カップや焼きいもの皮、みかんの皮などは、ぜひ子どもにむいてもらいましょう。
少し難しい場合には端だけ少しむいて、とっかかりを作ってあげると良いでしょう。
誤って食べてしまわないよう、見守りつつ進めてあげてください。
手先の練習になりますし、丸のままの姿を知る食育にもなります。
おにぎり持参のなぜ?
保育園によっては、給食でおかずだけ出て、おにぎりや白米を持参する園もあるようです。
働いているパパママにとっては面倒だな…と感じることもあるかもしれませんが、それにはこんな意図が隠されていたんです。
『朝食をしっかり食べてほしい!』
朝食は眠っていた脳を起こして、活動を始めるスイッチになるとても大切なもの。
昼用にご飯を炊いたら、ついでに…と朝ごはんを食べてくれるのでは…という考えがあるようです。
とはいえ、朝から夜まで働いて、帰宅後もやることがいろいろあり、ついつい就寝が遅くなり、目覚めが悪く、朝ごはんを食べてくれない!なんて子もいますよね。
私の園では、寝坊してしまったら、おにぎりを持参して朝食として園で食べるのもOKとしていました。
もちろんご家庭で食べてから登園できる方が望ましい生活習慣ではあるので、寝坊してしまった日だけ特別です。
でも何も食べずに午前中を過ごすよりずっと良いはず。
園によって、様々な方針があると思いますが、朝ごはんに苦労しているようでしたら、保育士に一度相談してみるのも良いかもしれませんよ。
きっと助けになってくれるはずです。
夏の簡単レシピ
大人も子どもも食欲が落ちる夏。
さっぱりしていて、栄養もあって、簡単で、子どもが喜んで食べてくれるものってなんでしょう?
人気おやつで登場したうどんも良いですが、夏のごはんにはさっぱりとそうめんなんかいかがでしょう。
そうめんの良いところは、トッピングを子どもと大人で変えられること。
大人はみょうが、ねぎ、わさびなどの薬味をきかせて、子どもはツナやトマト、コーン、わかめ、納豆などをトッピングしてあげるとよく食べます。
大人にはちょっと抵抗があるかもしれませんが、缶詰のミカンも、みんな大喜びで食べていました。
また、保育園では流しそうめんも恒例でした。
びしょびしょになるので、濡れても良い格好で、汚れを気にせず楽しく食べましょう!
まとめ
いかがでしたか?
もうすぐやってくる夏休み。
子どもの食事やおやつに頭を悩ます日々の少しでも助けになれたら嬉しいです。
子どもは手間暇かけたからといって必ず喜ぶものでも、食べるものでもありません。
むしろシンプルな方がよく食べるような気がします。
気負いすぎず、シンプルなものをささっと作って、余った時間でたっぷり子どもと一緒に遊びましょう!
ママも子どもも気持ちが落ち着いて、案外よく食べるようになったりするかもしれませんよ。
スポンサーリンク
コメント