桜の花も散り始め、日に日に暖かい日が増えてきましたね。
暖かくなったらトイレトレーニングを始めよう!と意気込んでいるママさんも多いのではないでしょうか。まして、
来年度幼稚園入園を控えている。
入園予定の園はオムツ外し必須らしい。
なんて噂を聞けば、その意気込みも、より緊迫した、不安や焦りとなっているのではないでしょうか。
今日は元幼稚園教諭、元保育士として、様々な子のトイレトレーニングに関わってきた私が考える、トイレトレーニングにまつわるいろいろをお話していきたいと思います。
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幼稚園入園までオムツ取れないとダメ?
集団生活に入ればとれる!
結論から言います。取れていなくても、集団生活に入ればとれる!
とは言ったものの、幼稚園に入園するお子さんのほとんどは、初めての社会生活。パパ、ママと初めて長い時間離れて過ごすなんて子も多いのではないでしょうか。
トイレトレーニングが完了していれば、その環境変化の負担を少し減らしてあげられる可能性もあります。
また、たとえ完全にトイレトレーニングが完了しなくても、幼稚園でのトイレの行き方に、おうちにいる間に少し慣らしてあげることで、幼稚園での生活もスムーズになるかと思いますので、参考にしてみてください。
幼稚園のトイレの行き方って?
幼稚園では集団生活のため、尿意に関係なく、生活の流れの中でトイレにいきます。
みんなでお絵描きをしましょう!なんて最中に何人もばらばらとトイレに行っていたら、先生も見切れませんし、活動に集中できません。
そのため、おしっこが出そうか出そうにないかに関わらず、自由遊びが終わったタイミング、主活動の前後、昼食の前後、降園前などは、全員でトイレに行くのです。
これが、なんともトイレトレーニング的には最高のタイミング!先生ももらされたくないので、1時間~1時間半に1回程のタイミングで全員でトイレに行く時間を設けることが多いです。
おうちでは、やだ行きたくない。出ないもん。などと言うお子様も、全員が行くとなると、特に疑問や不満を持つこともなく、トイレにいきます。
そしてトイレに座ってしまえば、自分では出ないと思っていても、なんだかんだおしっこが出るのです。
家庭でのトイレトレーニングの進め方は?
では幼稚園式の生活をおうちで取り入れるにはどうしたらよいのでしょう?
まず、何か楽しいことをする前には必ずトイレに座る時間を設けます。
出そうか出ないかではなく、トイレに座るということをまず習慣にするのです。
声かけは、「トイレに座らないとお散歩行けないよ」ではなく「トイレに座ったらお散歩行こうね」です。
あくまでも明るく優しく、楽しいこととセットで印象づけます。
そして、ここでポイント!トイレに座ったら、一緒に楽しく10数える。
いくらトイレに座るのが習慣になっても、慣れてくると、本当に一瞬しか座ってくれなくなってしまう子もいます。
これでは出るものも出ません。
そのため、一緒に10数えて、10秒座っていられた事を、毎回ほめる!
ほめ方レベルは中です。
トイレに行った際にオムツにおしっこが出ていたら、新しいオムツに替え、オムツが濡れていない状態にします。
これを繰り返していると、たまにトイレでおしっこが出ることがあります。
その時にはすかさずほめる!
ほめ方レベルは上。
そしてさらに、トイレに誘ったタイミングでオムツにおしっこが出ていないことも出てくるかと思います。
そしてトイレでおしっこが出たら!さらにほめる!
褒め方レベルは最上級です。
この方法だと、いきなりパンツに替えて、おしっこが出てしまい、何度も洗濯、何度も床掃除、トイレ掃除…という必要はないので、ママさんの負担もかなり軽いかと思います。
この方法のデメリットは、オムツが外れるまでに時間がかかるということ。
いきなりパンツに替えて、おしっこが出ることを実感させる方法よりは、トイレトレーニングの期間は長くなります。
ただ、
・今まで何度もトイレトレーニングに挑戦してきて、ママさんの方が疲れてしまった
・ついイライラして子どもにあたってしまう
・不安や焦りがお子さんに伝わって、トイレ自体が嫌いになってしまった
なんて方には、ぜひ一度試して頂きたい方法です。
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不安や焦りが伝わると余計に難航し不安定に?
子供を不安定にさせないことが大事
お子さんはみんなママが大好き。
ママが自分を愛して、世話をしてくれることで、自分の存在意義を日々確認しています。
そのため、ママの精神状態には非常に敏感なものです。
ママさんが不安や焦りを感じていれば、子どもはそれを敏感に感じ取り、さっきおしっこしたばかりなのに、漏らしてしまったり、トイレに行くのを嫌がり、ママもさらにイライラ…悪いことしか起こりません。
ママさんが楽しく、楽に、取り組めるトイレトレーニング方法であれば、子どもにとってもその方法が最良であり、何が正解、この方法はダメなんてことはないのです。
まとめ
以上元幼稚園教諭、元保育士としてオムツ外しについて思うことをつらつらと書いてみました。
少しでも悩めるママさんの助けになりましたでしょうか?
いつかは必ず卒業するオムツ。
焦らず、その子その子がママと一緒にトイレに行くって楽しい。
トイレでおしっこができて嬉しい。
と感じられるよう、ママさん自身が楽な方法を探してみてくださいね。
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