熱中症対策牛乳はいつ飲む?マスク着用の子供におすすめや食べ物や飲み物 | ミラクルライフ

熱中症対策牛乳はいつ飲む?マスク着用の子供におすすめや食べ物や飲み物

熱中症対策

どんどん暑くなるこの時期、さらに今年はマスクをつけていることで、熱中症のリスクも上がり、心配ですよね。
熱中症対策として水分、塩分補給などは広く知られていますが、牛乳も効果があるってご存知でしたか?
今日は熱中症対策として牛乳を飲むタイミングや、マスクをして、いつもの夏よりさらに暑い思いをしている子供におすすめの食べ物飲み物などをご紹介していきます。

また、元保育士である私が、実際に保育園で行っていた、日常生活の中での熱中症対策もご紹介します。


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熱中症対策牛乳はいつ飲む?

熱中症対策に牛乳が効果的?

そもそもなぜ、牛乳が熱中症対策として有効なのでしょう?

牛乳には糖質やたんぱく質が含まれています。
やや暑い環境で、ややきつい運動を1日15~30分、週に3~4回行い、その直後に牛乳などの糖質やたんぱく質を含んだ食品を摂取すると、血液量が増加します。

すると、皮膚に血液を集めて、体を冷やそうとする機能や、血液から汗をつくり汗が蒸発することによって体を冷やそうとする働きが活発になるのです。
ですので、ただやみくもに牛乳を飲むのではなく、少し息が上がる程度の運動をした直後にコップ一杯の牛乳を飲む!を夏の暑さ対策の新習慣にしてみてくださいね。

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マスク着用の子供におすすめや食べ物や飲み物

必要な水分量は?

ではまず子供の水分補給はどれくらいの量必要なのかから見ていきましょう。
ヒトの体は一日で約2000~2500mlほどの水分を失っています。

食事からは約1000ml摂取しているので、飲み物で1000~1500mlも補給する必要があるという事になります。
まとめると多く感じますが、一度に飲ませようとするのではなく、子供が飲みたいと言わなくても、時間を決めてこまめに少しずつ飲ませることがポイントです。

遊びに夢中になっていると「いらない」という事もあるかもしれませんが、欲しいか欲しくないかではなく、

・必ず飲まなくてはいけないもの
・飲まないと病気になってしまう

水分補給の大切さなどを日々伝えて、こまめに飲めるようにしてあげたいですね。

実際に保育園でも、ほぼ毎日、水分補給の大切さ、熱中症の怖さを伝えていて、水分補給の時間に「いらない」と言う子は一人もいませんでした。

何を飲ませたら良い?

では具体的にどんな飲み物を飲ませたら良いのでしょう?

日常生活の中での水分補給としておすすめなのは、やっぱり。もしくは麦茶

すでに脱水を起こしている時の対処としては、経口補水液や、イオン飲料は有効ですが、これらのドリンクには、糖分も大量に含まれているため、毎日大量に飲むのはおすすめしません。
食事から適度な塩分やミネラルを摂取し、運動後の牛乳で血液量を増やし、日常生活の中での水分補給は水や麦茶で行いましょう。
保育園でも、水もしくは麦茶を飲ませていましたよ。

保育園の熱中症対策

保育園での水分補給は基本的に水か麦茶でした。
麦茶は希望したら保育士が注いであげ、水道の蛇口から飲むのもOK。

水筒持参の保育園もありますよね。

子供が飲みたいと言った時にももちろん飲ませるのですが、それ以外にも生活の節目節目で必ず水分補給の時間をとります。
全員が登園して、朝の会を始める前にコップ一杯、外遊び中に一杯、外遊び後に一杯、昼食中に一杯、お昼寝後に一杯…などなど。

トイレを促すタイミングでは必ず飲ませ、さらに水分補給だけ行う時もあるので、トイレの回数より多く!は一つの目安になるかもしれませんね。

加えて、夏になると園庭にはなるべく日陰を作っていました。
庭には落葉する大きな木を植えて、冬は暖かい日差しが入り、夏は気持ちのいい木陰ができます。

木陰がない部分は、単管を組み、よしずを天井のようにつけていました。
室内で遊ぶ時にも、窓にはよしずや、ゴーヤのグリーンカーテンで室温が上がらないようにし、加えてエアコンもしっかり使用。

また、外遊びはなるべく涼しい朝のうちや夕方のみとしていました。
また、外遊び中、水分補給をかねて、日陰で座ってゆっくりする時間も設けていました。

この時、子供たちの顔色や、汗の量、手足の動きなどを観察し、外遊びを継続しても問題ないかを判断します。
おうちでできることもたくさんあるので、おうちで過ごす際の熱中症対策の参考にしてくださいね。

熱中症になってしまったら?熱中症の症状

熱中症は早期に発見してきちんと応急処置すれば重症化を防ぐことができます。
しかし、気付かずに放置してしまうと、意識を失ったり、死に至ることもある恐ろしいものです。

症状と応急処置をしっかり確認しておきましょう。
軽度の症状はめまい、立ちくらみ、足がつる、手や口のしびれ、気分が悪い、どんどん汗が出る等です。

子供が遊びに夢中になっていると、はたから見ていて、気付くのが難しそうな症状もありますね。
中等症になると頭痛、吐き気、身体がだるい、嘔吐などです。発汗があり、意識はしっかりある状態です。

症状で、胃腸炎を疑ってしまうかもしれませんね。
重症になると、顔が赤い、名前を呼んでも反応がない、けいれんを起こしている、異常なほど汗をかいている、全く汗が出ていない、まっすぐ歩けない、体温が以上に高いなどです。

熱中症 応急処置はどうしたら良い?

では熱中症のような症状が出たら、どのような応急処置をしたら良いのでしょう?

軽症でしたら、クーラーの効いた室内など、涼しいところへ移動させましょう。
衣服をゆるめ、保冷材や濡らしたタオルで首、わきの下、太ももの付け根など、太い血管が通っている場所を冷やしましょう。
肌を濡らして、うちわであおいであげることも有効です。
また水分と塩分を補給させましょう。

これらの対策をとっても症状が改善しない場合、応急処置を続けながら受診しましょう。
意識がない場合は迷わず救急車を呼んでかまいません。

また、意識がない場合や嘔吐している場合には口から水分補給をするのは危険なので避けましょうね。

まとめ

いかがでしたか?
どんどん暑くなるこの時期、熱中症の心配はありますが、しっかり対策をとって、夏ならではの楽しい遊びを安全に思い切り楽しませてあげたいですね。

また、子供に水分補給をさせた事で、自分も水分補給した気になってしまい、パパママが熱中症になってしまうなんて事もあるそうです。
子供の水分補給も大切ですが、その安全を守るパパママの体もとっても大切。自分の事を後回しにせず、ぜひ子供と同じタイミングで水分補給をしたり、木陰で休んだりして、自分の身体を労わってあげてくださいね。

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