幼稚園で発達障害と言われた!トラブルやチェックリストは?加配の先生必要児の特徴 | ミラクルライフ

幼稚園で発達障害と言われた!トラブルやチェックリストは?加配の先生必要児の特徴

トラブル

最近は核家族化が進み、子供に全く触れたことがないまま母親になる方も増えていますよね。
昔は地域全体で子供を見ていたので子供に触れる機会が多く、また子供もたくさんの大人の目で守られていました。

他の子供を見る機会が少ないため、自分の子供が発達障害や、いわゆるグレーゾーンであっても、子供とはこんなものか。と思ってしまい、幼稚園や保育園で発達障害かもしれない旨を伝えられた際、寝耳に水状態で受け入れられないパパママが少なからずいるようです。

今日は元幼稚園教諭である私が、過去担任したAくんのお話です。


スポンサーリンク





幼稚園で発達障害と言われた!

寝耳に水!幼稚園で発達障害と言われたAくんの実話

Aくんは一人っ子。
ママは主婦で幼稚園が初めての集団生活でした。

年少で入園したAくん。
年少クラスは、始まって1か月くらいはみんな泣いていますし、座っていられない、並んでいられない、目を合わせない、脱走しようとするなどは普通なので、最初の一か月はよく走り回る子だなーと思うくらいで、他の子と一緒に過ごしていました。

しかし一か月もすると他の子はどんどん幼稚園の生活リズムやルールに慣れていきます。

座って絵本を見たり、朝の会に参加したり、歌を歌ったり、並んで移動したり。

しかしAくんは全く止まっていることができません。
すぐに教室から出ていこうとし、並べない、座れない、話を聞くことができない、会話にならない。

特に座っていられないこと、教室にいられないということは担任だけではフォローが難しく、すぐにフリーの先生が補助につきました。

常にAくんと行動を共にし、教室にいられるよう促し、クラスの活動に参加できそうな時はサポートをしながら共に参加し、Aくんが外に行きたい気持ちが抑えられない時には共に外に行きます。

ママに一か月に一回ほど、その様子を伝えていました。
これは発達障害かもしれない…グレーかな…と、職員は思っていましたが、その時点では伝えず、ママに心構えをしてもらうために、他の子がどのように過ごしているか、その上でAくんができることできないことをありのまま伝えていました

ママは恥ずかしいと言って泣いていました

秋まで様子を見て、やはりこれは療育などに通ったほうがいいのではないかとなり、ママをお呼びして、園長と担任の私とママと三人でお話をしました。

✅今他の子ができることできないこと
✅Aくんができることできないこと

そして一度療育に行ってみてはどうかということを伝えると、ママは号泣。
全く聞く耳を持ってくれず、お父様も呼んで、また別日にお話をしましょうとなり、その日は解散。

ですがそこからAくんママは、全く話し合いに応じず、こちらが何か話そうとしても逃げるように帰ってしまう毎日が続きました。

時がたち、Aくんはもう中学生。
発達障害支援施設に通っています

ママも、幼稚園もただひたすらにAくんが楽しく健やかに成長することを願っているのに、協力できないなんてさみしいですよね。

療育は行ったら負けというものではありません。
行ってみて、大丈夫ですよと言われれば安心して過ごせますし、療育に通うことでできることが増えるかもしれません。

出産前に思い描いていた我が子との過ごし方とは違うこともあるかもしれませんが、それがイコール不幸では決してありません。
ぜひいろいろな人の手を借りて、我が子の成長をより良いものにしてあげてほしいと思います。

スポンサーリンク





トラブルやチェックリストは?加配の先生必要児の特徴

発達障害のチェックリスト(幼稚園の先生目線)

では先生たちが、この子自閉的傾向があるかも?
ADHDっぽいかも?と思うのはどんな時なのでしょう。
チェックリストを見ていきましょう。

自閉的傾向
✅抱きしめられるのを嫌がる
✅手をつなぐのを嫌がる
✅洋服のタグ、帽子のゴム、靴下などを嫌がる
✅足裏にごみや砂などがつくことを極端に嫌がる
✅のりなどべたべたするものを嫌がる
✅すぐに手を洗いたがる
✅服が少しでも濡れると着替えたがる
✅ちょっとした傷を気にする(虫刺されやかさぶた)
✅大きな物音がしても聞こえないように行動している
✅他の人が気づかないような物音に気付く
✅けがをしていても痛がる様子がない
✅少しの光でもまぶしがる
✅ざわざわしたところに行くと耳をふさぐ
✅特定の音が苦手で嫌がる(ドライヤー、掃除機、トイレのジェットタオル、花火など)
✅オウム返しをする
✅抑揚のない話し方をする
✅比喩やたとえ話が通じず、言葉を文字通りにとらえる
✅偏食が強い
✅つま先立ちで歩く
✅ロッカーや机の下など狭いところに入りたがり、入ると落ち着く
✅相手が嫌がっていてもべったりとくっついて離れない
✅知らない人に無防備に近づいていく

ADHD傾向
✅3歳になっても食事の時に椅子にじっと座っていられず立ち歩く
✅じっとしていられず、常に体のどこかがもじもじと動いている
✅音がするほうに注意がそれて、集中できない
✅高いところに登ろうとする
✅食べこぼしが多い
✅遊びが定まらず、次々に遊びが変わる
✅自分の気持ちを我慢することができず、ちょっとしたことですぐ怒る。叩いたり押したりしてしまう
✅興奮しやすくなかなか落ち着けない

こちらは一般的なチェックリストです。
当てはまることもあるかもしれませんし、当てはまらない項目もあるはずです。

発達の過程において、わが子の年齢相応の成長はどの親も気になるはず。
不安ばかりで悩みが増幅するより、家庭で出来る一つの目安としてとらえてください。

今は受診せずとも様々なチェックリストがインターネット上にあふれていますので、活用しつつ、決めつけずに、その子なりの成長や好きなこと苦手なことに寄り添ってあげてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?
もしかして我が子が…もしかして今担任している○○くん…と考えている方の少しでも参考になれば幸いです。
発達障害は、これ!と断定することが難しく、症状も対処方法も様々。
いろいろな人の意見を聞いて、たくさんの人の手を借りて、パパママにとっても、子供にとっても楽しく過ごせる方法を模索してみてくださいね。

スポンサーリンク




コメント