初めてママになり、さあ赤ちゃんと遊ぶぞーっと意気込んだものの、0歳児相手って、どんなことして遊んだらいいのだろう?と疑問に思っているママさんも多いのではないでしょうか。
また、保育園に預けるママさんは、わが子が保育園でどんな風に過ごしているか気になりますよね。今日は元保育士として、現役ママとして0歳児の室内遊びや、保育園ではどんなことをして過ごしているのか。ねらいや配慮などについてもお話していきたいと思います。
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0歳児室内遊び 保育園ではどんなことしてる?
まずは観察!
0歳児は、日々の成長が本当にめまぐるしいですよね。
最初は目で物や音を追って遊ぶだけだったのが、手がのびるようになり、つかみ、寝返りをして、ずりばいをして、はいはいをして…そのため、月齢によっても、赤ちゃんそれぞれによっても興味を持つこと、今練習したいことが異なります。
ぜひじっくり観察して、その赤ちゃんが今は何を練習したいと思っているのかを感じ取ることが大切です。
・指を動かして、物をつまむことに一生懸命な子
・ひたすらつかまり立ちしてジャンプしたい子
・はいはいが大好きな子…
それぞれ与えてあげるべきおもちゃや、関わり方が異なるのです。
その子の今の発達段階や好みに応じて、おもちゃや、遊びのきっかけを提供し、ぜひ1対1で、たくさんスキンシップをとりながら遊んであげてください。
保育園でも、0歳クラスは複数の先生がいますが、担当制となっていて、なるべく決まった先生が関わるようにしているんですよ。
2か月~3か月
首がすわるかすわらないかという時期です。
赤ちゃんは音や、ゆれるものに興味を示します。
ビニール袋のカシャカシャという音をならしてあげたり、モビールのような色や形がはっきりしたものをつるしてあげると、興味深そうに観察します。
また喃語を話し始める時期でもあるので、保育士がスキンシップをとりながら、赤ちゃんが発した喃語をくりかえしたり、あやしたりします。
赤ちゃんは生理的微笑から、社会的微笑へと変化していくときですので、保育士に愛着を抱き、安心して過ごすことができるようになり、たくさん笑うようになっていきます。
4か月~6か月
寝返りが始まる頃です。
寝返りはできても寝返りがえりはまだできない子もいるので、寝返った先に、毛布やぬいぐるみを置かないようにして、窒息に注意します。
お昼寝中も体の向きや、呼吸に注意が必要です。
特定の愛着を抱いている人(家だとパパやママ。保育園では担当保育士)と、そうでない人の違いを認識するようになってくる時期ですので、保育園では、なるべく担当の保育士がかかわるようにします。
教室内で何人かの赤ちゃんがいても、赤ちゃん同士の関係より、保育士との1対1の関係を構築する頃です。
なんとか寝返りをしようと、たくさん体を動かす時期なので、寝返りしやすいよう、寝かせる場所を工夫したり、おもちゃで寝返りしやすい方向に気をひいてあげたりします。
大人の楽しい声、怒っている声を認識する精神面もぐんぐん成長している頃なので、上手にできたら、楽しい声と笑顔で声かけしてあげると、ますます、動くのを楽しむようになります。
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0歳児室内遊び ねらいや配慮を解説
7か月~10か月
お座りやはいはいができるようになる頃です。
この時期にはいはいをしっかりとしておくことで、成長してからも、転んだ際に手をついて体を守れるようになりますので、たくさん練習させてあげます。
ちょっとした段差や坂も楽しんではいはいしますし、体作りにもなるので、マットの下に丸めたマットを入れて坂を作ったりします。
たくさん体を動かすことができ、楽しんでくれますよ。
人見知りが強くなる一方で、一人遊びもできるようになる時期なので、一人で遊べている時はあえて関わらず見守り、保育士を呼ぶように声をだしたり、泣いたりした際には担当の保育士がすぐに応えて、抱きしめたり、優しく声をかけたり、スキンシップをとることで、より一層保育士との愛着関係を強めていきます。
手遊びや歌にも、動きを真似たりリズムにのったりと親しめるので、取り入れていきます。
また、友達の存在を意識し始める頃でもあります。遊びの中で、友達の存在に気付けるよう仲立ちをしてあげます。
11か月~1歳未満児
つかまり立ちや伝い歩きができるようになる頃です。
引き続きはいはいもたくさんさせながら、つかり立ちしたそうな動きがあれば、つかまりやすく、倒れない柵や物を配置して、つかまり立ちがしやすいようにしてあげます。
つかまり立ちを始めたばかりは、すごく倒れやすいので、倒れた際に頭などを打つことがないよう、すぐに支えられる位置で保育士が待機しています。
言葉でのやりとりも楽しくなってくる頃で、「ちょうだい」「どうぞ」「ばいばい」「わんわん」「パパ」「ママ」「まんま」等、生活の中でよく使う言葉を覚えて使うので、遊びの中でも「ちょうだい」「どうぞ」でおもちゃを渡すなど、取り入れていくと、ますます楽しんでお話してくれるようになります。
指先も、細かいものをつまむことが楽しい時期なので、誤飲に気を付けながら、つまめるおもちゃを用意してあげます。
まとめ
ざっと見ただけで、おもちゃも関わり方も本当に様々ですね。
月齢によっても違いますし、個性もいろいろな赤ちゃん。ママさんにとっては、どんどん変化していく赤ちゃんの動きや興味に対応していくのが大変かもしれませんが、後で振り返った時、「0歳が一番かわいかった~おもしろかった~」というママさんて、本当に多いんですよ。ぜひ、上手に息抜きしながら、赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね。
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